西武新宿線 武蔵関駅より徒歩2分|東京都練馬区|日米特許取得の噛み合わせ治療

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噛み合わせコラム

一般的な噛み合わせ調整法とその限界

一般的な噛み合わせ調整〜3つの問題

「これをカチカチ噛んでください。」
歯科で治療をした方なら、だれでも一度は、このように言われたことがあるのではないでしょうか?
これはカーボン紙(書類などで複写用に使われるもの)による、噛み合わせの確認です。シート状のカーボン紙を噛ませて、その歯についた噛み跡から噛み合わせの状態をチェックします。特に、「つめもの」や「かぶせもの」をしたあとに、その部分の噛み合わせの「高い」「低い」を調整します。
しかし、実際には、これが後々の大きな問題を引き起こす原因になっていることが少なくありません。実はこの「カチカチしてください」という方法には、大きな3つの問題点があります。

  • 問題1:測定箇所が部分的である

    噛み合わせは、身体全体に影響を及ぼすほどですから、極めて微妙な調整が必要になります(その詳しい理由については「噛み合わせが全身に及ぼす影響」をご覧ください)。たとえ治療した箇所が1箇所だからといって、その部分だけカーボン紙でチェックしても、ほんの数ミクロンの違いが口の中のまったく違うところの噛み合わせに影響していきます。そして、その部分だけでミクロン単位の完璧な調整をするのは、どんなに精度の高い測定をしてもまず不可能です。

    噛み合わせを正しく調整するのであれば、どんなに小さな治療だとしても、その部分の高さ、低さではなく、全体の噛み合わせをチェックして、総合的にバランスがおかしくなっていないか必ず確認する必要があります。

  • 問題2:顎の動きを無視している

    歯と歯は少しずつ深く噛み合っていきます。顎は上下左右に動きますから、軽く噛んだ状態と深く噛んだ状態では、明らかに噛み合う位置が変わってきます。カーボン用紙でカチカチしただけでは、いったいどれだけ噛み込んだ状態だったのかわかりませんし、噛みあっていく顎の動きは一切わかりません。

    正しく噛み合わせを知るためには、どこが最初に噛みあって、力を入れるに従って顎がどのように動き、どのように深く噛み合っていくのか、その過程を正しく測定する必要があります。

  • 問題3:すべてを感覚に頼っている

    実は、多くの噛み合わせ治療は、科学的な測定結果ではなく、「患者さんの感覚」に多くを依存しています。これは一般的な噛み合わせ治療が、なかなか思うようにいかない最大の原因でもあります。
    噛み合わせ治療にはミクロン単位の調整が必要になるのは間違いありません。それほど繊細かつ微妙な調整にもかかわらず、患者さんの感覚だけに頼ってしまうのはとても危険です。
    もちろん、ご本人の感覚は非常に大切なデータですから、これを無視して治療を進めることはできません。また、なにより患者さん自身が納得できなければ、どんな治療も意味がありません。しかし、病院での緊張状態にある患者さんの感覚はとても不安定で、患者さんが普段無意識の状態で、どのような噛み合わせになっているのか、あるいは食事の際にどのような動きをするのかといった、実生活での噛み合わせを知るのはとても難しいものです。
    さらには、「ここが高い気がする」と患者さんが感じていても、正確に測定してみると、実はそこが高いのではなく、「他の部分が低すぎるだけ」というケースも決して珍しくありません。つまり、患者さんが「違和感」を感じていたとしても、その違和感を取り除く方法は、科学的に測定してみなければ、患者さん自身にも正しい調整方法は分からないのです。

噛み合わせ治療の最大の問題点

現在、一般的に行われている噛み合わせ治療では、測定が不十分だったり、患者さんの感覚に過度に頼っているため、なかなか効果的な治療ができずにいます。しかし、さらに大きな問題があります。それは「その人にとってもっとも適切な噛み合わせとは、どのような噛み合わせなのか?」そもそも、この点が明確になっていないのです。つまりは、測定方法も不明確なら治療の方向性も不明確。実は、多くの噛み合わせ治療は「医師が経験と勘にだけ頼って治療をしている」のが現実です。
実は、私達の研究の一番の目的は、こうした「非科学的」な治療から、「科学的」な治療法への転換を図ることにあります。
まず、噛み合わせ位置の正確な測定方法を研究・開発することからスタートし、さらにそれらのデータを分析・検証することで、その方にとってベストな噛み合わせの位置を把握することに努めてきました。その結果わかったこと、それは、どんなに噛み合わせが悪い方でも「最終的に正しい噛み合わせの位置は、たった1点しかない」ということです。
現在では正しい測定方法のもと、どんな方にでも「科学的」な噛み合わせ治療が提供できるようになっています。そして、この方法はすでに各種データとともにアメリカおよび日本ですでに特許を取得しており、こうした公の第3者機関によって客観的に認められている方法です。
では、科学的な測定結果によって導き出される、「たった一つのベストな噛み合わせの位置」とはどういったものなのでしょうか?
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