西武新宿線 武蔵関駅より徒歩2分|東京都練馬区|日米特許取得の噛み合わせ治療

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噛み合わせコラム

患者様の体験談② これからの人生を豊かにしてくれるOBC

当院で噛み合わせ治療を受けた患者様にお書きいただいた体験談をご紹介いたします。

B・B様(男性) 大学院生

【症状】顎関節症、首・肩こり、足首の捻挫を繰り返す、骨盤のズレがあり歩行時に違和感、倦怠感

大学生の頃の私はテニス三昧の毎日でした。コートを駆け回る日々は本当に楽しく幸せで、試合や大会に照準を合わせて練習はもちろん、食事や睡眠、果ては友人とのつきあいまで、徹底的に節制していました。

たびたび足首を捻挫したり、恒常的に首筋のこりや疲れがありましたが、アマチュアとはいえかなり真剣にとりくみハードな練習を日課にしていたので仕方がないと気にしてもいませんでした。しかし、それは体からの危険サインだったのです。選手生活から足を洗えば消えると思っていた症状は、かえって引退後からだんだんとひどくなり、テニスどころか歩行まで困難になってしまったのです。いま思えば「テニスで痛めた」のではなく、「テニスで培った体力で不調をねじふせていた」とわかります。テニスから遠ざかったとたん、不調のほうが優勢になってしまったのでした。

体力に自信があり、なにより体を動かすことが大好きだった自分にとって、体が自由に動かない、常に痛みに苛まれる生活というのは、一気に老人になったような気分に陥りました。全力でテニスに打ち込んでいた日々は自分にとって「誇り」でしたが、体がきかなくなって、その誇りまでも取り上げられてしまった気分です。

そんなとき、たまたま噛み合わせに関する本を読む機会があり、自分の体に感じる違和感−左右のアンバランスな感じ−は噛み合わせに起因するのではないかと、歯列矯正を決意したのです。
早速、どんな先生にお願いしようかインターネットで情報を収集したのですが、歯科医によって治療方法が大きく異なることに驚いたのを覚えています。当時、厚生労働省に治療のガイドラインがなかったのです。

いろいろ検討した結果、著書もありネームバリューもある某歯科医のもとに通うことにしました。決め手は「非抜歯で矯正する」という点。ほかの歯科医は小臼歯を抜歯するという治療方針だったからです。
その歯科医の「治る治る」という自信に溢れる言葉を信じたものの、結果は芳しくありません。矯正を始めてから体調は悪化するばかり。座っているだけで「重力」を全身に感じるような状態で、毎日横になると本当にホッとしました。

そんな苦痛を訴えても「まだ体が慣れていないだけ」と請け合ってもらえません。そのうち一年が経過し、「あとは自然に歯がなじむまで待って。これで治療は終わり」といわれてしまったのです。
あいかわらず体のアンバランスはそのまま。体調はどんどん悪くなる。しかも、矯正でできた新しい歯並びはしっくりこない……。なにも状況はよくなっていないどころか、新しい歯並びへの違和感まで加わり、そんななかでの「治療終了」の宣告は「死亡宣告」にも等しいものでした。

当時は学部を卒業し大学院に進学した頃で、「歯列矯正でもう一度元気な体に戻って、今度は研究に打ち込もう!」と期待に胸をふくらませていたのです。時間とお金と希望を返してほしい……。いや、ただ治してくれればそれでいい……と、暗澹たる気持ちでした。新しい歯並びには一向になじめませんでした。一時間座っていることすらできず、すぐに疲れるので杖を使おうかと真剣に考えたほどです。テニスに明け暮れていた自分には二度と戻れないのか……。一番辛かった時期でした。

当時は寝ても覚めても「歯」のことを考え、「歯」にふりまわされるような日々でした。歯が折れる夢を見て、夜中にハッと目が覚めたのは一度や二度ではありません。心配した家族のすすめもあって別の歯科で改めて矯正をお願いすることにしました。こちらの先生はがんばってくださったのですが、私の歯はなかなか理論通りには動かずどうしても奥歯にすきまが開いてしまいます。

奥歯のすきまを埋めるという選択もありましたが、「時間が経てば自然と上の歯が落ちてきてすきまがなくなるはずだ」ということで、自然に任せてみることにしました。しかし、半年、一年が経過してもすきまは埋まらず歯は落ち着くことはありませんでした。

ただ、結果的には焦って歯のすきまを埋めなかったことで命拾いしたといえます。バランス歯型を経て小野先生には歯の高さ調整をしていただきましたが、小野先生のようにOBCで重心を測定することなく、「勘」で歯の高さを変えるのはこわいことだといまなら容易に想像がつきます。歯科医の個人的勘で歯の高さを調整した結果、起き上がれなくなるほど体調が悪くなった例は多いそうです。

小野先生に出会う前の二度目の矯正治療が終わった頃、整体に通い始めました。そこで、「骨盤、背骨、肩の高さ、頬骨のゆがみなど、体にアンバランスな部分がたくさんあります。捻挫をしょっちゅうくりかえすのも体がアンバランスなせいです」と指摘され、やはり治っていないのだとガッカリしました。

そしてようやくたどりついたのが小野先生です。通い始めて数回ですが、確固たる理論のもと正確に診断してくださっている安心感があります。歯列矯正は何年もかかり私にとっては効果も疑問視せざるをえないものでしたが、OBCでの治療はなによりも即効性があります。クリニックへの往き道と帰り道では体の動き方がまったくちがうのです!

もし、OBCの治療を受けなかったら……。想像するだけでゾッとし、小野先生に巡り会えたことは本当に幸運で、この幸運に感謝するばかりです。でも、その一方で、噛み合わせのことをもっと早く、子どもの頃から意識し管理できていたら、どんなに人生が豊かになっていたことかと悔しくも思うのです。

学生時代をかけて打ち込んでいたテニス、あと一歩届かずにボールを返せなかった、ラケットを思い切り振り切れなかった、サーブのときに重心が崩れてしまった……。

もしも、選手時代にOBCに出会っていたら……。技術や体力を向上することはできても、運動機能に密接にかかわりがある「噛み合わせ」は自分の力ではどうにもなりません。ズレた噛み合わせでよくがんばったともいえますが、自分の必死の努力を「噛み合わせのズレ」に踏みにじられてしまったようなものです。いまとなってはどうにもなりませんが、思い返すだけでも本当に理不尽で心から残念だと感じてしまいます。

OBCが普及して、ひとりでも多くの人が正しい噛み合わせで、その人の能力を存分に発揮できるようになってほしいと思います。

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